算定基礎届の作成

算定基礎届とは?

算定基礎届とは、実際の報酬と標準報酬月額に大差が出ないよう届け出る書類のこと。

これは毎年見直しの行われる定時決定の際に提出することとなっています。

そもそも社会保険料は被保険者の社員と会社との両者で負担しますが、毎月の給与や賞与には変動があるため、被保険者が負担することとなる社会保険料も金額が毎回変わります。

これだと社会保険料や各給付金の計算に手間がかかることになるので、健康保険や厚生年金保険などの社会保険ではその業務を減らすために給与の月額を区切った標準報酬月額で算定します。

算定基礎届の作成方法

算定基礎届はわかっているつもりであっても、項目が細かいためにうっかり不備が生じる場合があります。

書類を作成する場合には各項目をよく確認して記入しましょう。

算定基礎届を出して決定した標準報酬月額は、基本的に9月から翌年8月までの1年間、各月における保険料の計算や年金の計算に用いられます。

重要な書類なので軽く考えることなく記入しましょう。

給与計算ソフトの中には算定基礎届の作成をサポートしてくれるソフトもあるので、ミスを避けたいのであれば導入したほうがいいかもしれません。

算定基礎届の記入例

【ア】被保険者整理番号

健康保険被保険者証に書かれているものが印字済み。

【イ】氏名

印字済み。

もしも間違っていれば「指名変更(訂正)届」を提出。

【ウ】生年月日

明治=1、大正=3、昭和=5、平成=7。

生年月日の数字が一桁だった場合は、一の位の前に0をつけます。

もしも間違っていれば「生年月日訂正届」を提出。

【エ】種別

男子=1、女子=2が一般的。

厚生年金基金の場合は、男子=5、女子=6。

【オ】・【カ】以前の報酬月額

算定基礎届を提出する時点での標準報酬月額が印字されています。

健康保険と厚生年金保険では標準報酬月額に差があり。

【キ】以前の改定年月と原因

【ク】支払基礎日数

報酬の支払い対象日数。

【ケ】通貨によるもの

4~6月に被保険者に支払われた報酬。

【コ】現物によるもの

通勤定期券・回数券・食事や食券・社宅や単身寮など。

【サ】合計

各月の報酬の合計金額を記入します。

ただし支払基礎日数が17日未満の月は除外。

パートタイマーなど短時間労働者は支払い基礎日数が15日以上の月の報酬総額を記入。

【シ】支払基礎日数17日以上の月の報酬月額の総計

支払い基礎日数が17日以上の月の報酬の総額を記入。

短時間労働者で支払基礎日数が17日未満の時には、15日以上の月の報酬総額を記入します。

【ス】適用年月

【セ】平均額

(シ)の支払基礎日数が17日以上あった月の報酬月額の合計を該当月数で割り、1円未満を切り捨て。

短時間労働者で支払基礎日数が17日未満であったなら、15日以上の月の報酬総額で月数で割ります。

【ソ】修正平均額

4~6月分に3月以前の昇給分が遡って支払われた際には、その差額を加えず平均額を計算。

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